異文化は、個人と個人の中にあり【聴くことの大切さ】

こんにちは、りんとの谷水です。

「異文化コミュニケーション」とは、一般的に「異なる文化を持つ”国や地域”の人同士のコミュニケーション」のことをいいますが、一人ひとりの人が育ってきた環境そのものが異なるので、私は、人と人のコミュニケーションがまさに「異文化コミュニケーション」だと思います。

人それぞれとわかっていても

日常のコミュニケーションでは、「相手は自分と同じ」であることを望み、それゆえに齟齬(そご)が生じることがしばしばあります。

自分の意見に、みんなが賛成してくれる。

自分がこうして欲しいと願ったことは、相手がそのとおりにしてくれる。
そのようなことでは、うまくいかないと頭ではわかってはいますが、ついつい望んでしまいます。

今まで生きてきた道のりは人それぞれで、考え方も様々です。
自分と同じではありません。
違うからこそおもしろいと頭ではわかっていても、いざとなるとやはり同じであることを望んでしまっています。

違いに興味を持つ

『生き方も考え方も違うから、成長しあえるんだね』
大切にしているカードに書かれている言葉です。
(このカードは、私の家の壁に、額に入れて飾ってあります)

これは10年前に、現在も活動をしている大阪ボランティア協会で、活動を始めた頃に仲間からもらったものです。
(大阪ボランティア協会では当時、新しい仲間を迎える歓迎会でこのようなカードを一人ひとりに合わせて贈っていました。素敵でしょ☆)

これは、要するに、「違う」ことが前提です。
以前は「違う」ことに、いらだちと少しばかりの焦りを感じていましたが、この言葉に出会ってから、違いに興味を持つようになりました。
そして、何が違うのか、どこが違うのかを知ろうと、相手の話を聴くことができるようになりました。

聴くことの大切さ

そんな時、以前行政施設でボランティアをしていた時の仲間の方から、

谷水さん、変わったなぁ~。
初めから自分の意見はハッキリ言う人やったけど、それに加えて人の意見を根気強く聴こうとするようになった。

と褒めていただきました。とっても嬉しかったです。

人を尊重するとは、その人の生きてきた道のりに対して、心から敬意を払うこと。そのためには、相手を知ることが大事で、それには話すと同時に聴くこともとても大切です。
これからも、よく聴き、よく話すことでお互いを知り合っていきたいと思っています。

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