職場での信頼関係構築にはアサーティブが役に立つ!

みなさんの職場では、お互いに信頼しあって仕事ができているでしょうか。
困っていることがあった場合、周囲の人たちに率直に伝えていますか。

職場で大切になるのは、働く者同士の信頼関係です。
その信頼関係を築くのに必要となるのが、コミニュケーション力なのです。

コミュニケーションが円滑に行われていないと、職場内の風通しが悪くなります。風通しが悪いと、息苦しくなり、休職や退職する人が出てくることにもつながります。

こんなときどうしますか?

例えば、自分が忙しい時に、同僚のAさんに応援を頼めない場合。
「Aさん、私が忙しいのに全くわかってないのよね。状況を見れば手伝ってくれるのが普通だと思うのだけど・・・」と考えたり。

また、先輩のBさんから自分が仕事が手一杯の時に、仕事を頼まれた場合。
「Bさん、いろいろ頼んでくるんだけど、できないなんて言えないから引き受けるけれど、そもそも何で私なのよね〜〜」と思ったり。

また、いつもわからないことをすぐに尋ねてくる後輩のCさんに対して。
「Cさん。いったい、いつになったら一人立ちできるのよ!いいかげんにしてほしいのよね〜〜。」と思ったり。

このような時、みなさんは、相手に自分の要求や提案を伝えていますか。言いにくいので直接言わず、陰で第三者に不満を言っていませんか。

愚痴で終わることのデメリット

またそれを聞いてる第三者が、
「ほんとAさんって空気読めないよね。私の時も・・・」とか、
「そうそう先輩には言えないよね・・・」とか、
「そうなのよね、自分の仕事に集中したいのに、ほんと手が取られるよね・・・」などと対応するので、ますます話はその場だけの愚痴で終わってしまいます。

もちろん、愚痴を言うことが絶対によくないわけではありません。そこで終わっていることが問題なのです。

理由は、相手に何が困るのかを伝えない限り問題は解決しないので同じことが繰り返されるからです。そして、不満や愚痴を陰で言うことが常態化すると、職場の風通しが悪くなり、お互いの関係がギスギスしてきます。

アサーティブであれば

アサーティブなコミュニケーションは、起きていることに対して、直接本人に提案や改善点を伝えます。

例えば。
忙しい時には、同僚のAさんに応援を頼みます。
「Aさん、忙しいところ言いにくいのだけど、相談があるの。私今◯◯の仕事をしていてとても期限に間に合いそうにないの。申し訳ないんだけど〜〜〜の部分だけ手伝ってもらえないかな?どう?」と。

また、仕事が手一杯の時には、先輩のBさんにどの部分なら引き受けられるのかの相談をします。
「Bさん、頼りにしていただいて大変光栄です。しかし、今私は◯◯をしていて、ご依頼の仕事を全部お引き受けすることが出来ない状況です。〜〜〜の部分なら出来ますが、いかがでしょうか?」と。

また、後輩のCさんには、どうしてもらいたいかの提案を具体的にします。
「Cさん。わからないところを質問して仕事を進める姿勢は評価するのだけど、これからは、質問の前に自分で一旦調べてから、なおわからないところがあれば尋ねてくれる。どう?」と。

正直に自分の現状を伝えて、相手とどうすればいいのかを話し合います。そうすることで、問題も解決でき、仕事も円滑に進み、陰で言わないので風通しもよくなります。

主体的に行動することの意味

アサーティブネスでは、相手が察してくれるのを待つのではなく、自分自身が何に困っているのかを率直に相手に伝え、お互いが話し合うことで問題解決に進めます。

コミュニケーション上のストレスを軽減し、お互いに自分の意見や考えを伝え合うことで、心にわだかまりを持つことなく仕事ができる信頼関係を築くことができるのです。

そしてその信頼関係は、これからの仕事を進めて行く上ではとても有効なものになります。

メンタルヘルスの問題のほとんどが人間関係からくるものだと言われています。

その関係性を作るには、自分も大事にしながら相手の言い分にも耳を傾けるアサーティブなコミュニケーションがとても役立ちますので、是非活用してみてください。

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