自分も相手も大切にしたコミュニケーション

アサーティブとは?

アサーティブは1950年代のアメリカで「行動療法」という心理学の体系の中で生まれました。のちに、1960年代から70年代の公民権運動や女性解放運動の中で発展してきたという歴史があります。

「人は誰でも自分らしく生きる権利がある」とするアサーティブの考え方は、これまで世界中の人々を勇気づけてきました。

日本から見たら自己主張が得意そうに見える欧米の人たちにもアサーティブの考え方は必要だったのです。

自己主張というと「わがまま」や「我の強い」といったイメージがあるため、日本では意思表明を苦手とする人が多い傾向にあります。しかし、自分の気持ちや考えをまわりに伝えていくことは決して悪いことではありません。

むしろ人と人をつなぎ、お互いの違いを受け入れる礎になります。
あなたをとりまく世界がしあわせになること…。それが世界の平和に繋がっていく。アサーティブにはそんな力があります。

どのような効果があるのか

アサーティブはコミュニケーションスキルであると同時に、「自分がどうありたいか」という生き方の指針でもあります。一度身につくとプライベートやビジネスシーンにおいて、一生涯あなたらしく生きることをサポートしてくれます。

心を健康に保つ

近年は企業におけるメンタルヘルス研修にもアサーティブが盛んに取り入れられ、その効果が実証されています。ストレスを軽減し心の健康を保つには、自分の気持ちをキャッチし、それを適切に「ことば」にしていくことが非常に有効です。幅広い年代や立場の方が、セルフケアのために学習しています。

仕事で成果を出す

多様な人が働く職場ではコミュニケーションの難易度が上がってきています。またコロナ禍でリモートワークが進み、ますます信頼関係を構築するのが難しくなってきました。アサーティブでは、不満や困りごとを「ため込む」「爆発させて人を傷つける」のではなく、率直に表現することでWin-Winの関係を築きます。それにより仕事の成果も向上します。

後悔しない人間関係

家族関係、友人関係、好きな人ができたとき、人生の岐路に立ったとき…。人が死ぬときに後悔するナンバーワンは「他人に期待された人生ではなく、もっと自分の心に素直になって生きればよかった」です*。人生の主人公となり、死ぬ瞬間にうまくいかなかったことも含めて自分を肯定できるよう、いまこの瞬間からできること、それがアサーティブです。

*『死ぬ瞬間の5つの後悔』ブロニー・ウェア著 仁木めぐみ訳 新潮社より

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